« フィルムとデジタル | トップページ | 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 »

2008.06.24

茅葺きをめぐる環_本物のエコタウンをめざして

-ニュータウンとその茅場のこれから-

街中の空き地は茅刈りによってススキ野原に生まれ変わりました。
それは単なる茅葺き民家の保存運動を越えて
美しく特色ある都市景観と、貴重な里山の生態系を街中にもたらすこととなりました。
自らが関わりかけることで自然環境と町並みに豊かさをもたらす茅刈りは
子どもたちにとってニュータウンを故郷として意識するきっかけとなり
自然との共生を実感できる環境教育の機会ともなります。

3c

「スズムシの声の聴こえる団地」
「キキョウの花咲くニュータウン」

豊かな住環境をもたらす茅刈りへの取り組みを通して
街への愛着も深まりコミュニティの活性化がもたらされて行きます。



-エコロジカルタウンとしての発信 ヒートアイランド現象対策としての茅葺きを-

Img150

茅葺きには民家の母屋を葺くような重厚な葺き方だけではなく
炭焼き小屋や堆肥小屋を葺いていた薄く簡便に葺く工法もあります。
これだと小学生からお年寄りまで誰でも葺く作業に参加できます。
すぐに傷みますが簡単に葺けるのですぐに葺き直せば良いのです。

例えば団地の屋上に皆で葺いた薄い茅葺き屋根を載せれば
夏場のエアコン消費電力を大きく抑制し
CO2 の排出量を減らし都市部のヒートアイランド対策として
屋上緑化や外断熱に比べてはるかに安価な上に効果的です。
都市に茅葺き民家を建てるのは法規上の問題がありますが
薄い日よけを屋上に仮設するだけなら
ベランダにヨシズを立てるのと変わりません。

茅葺きを屋上に載せた団地棟が並ぶ様は
伝統的な里山の知恵に学んだ日本発のエコロジカルタウンとして
世界に誇れるものになるではないでしょうか。


Img_9097
(All photo by Mizuho Kobayashi+Minoru Shiozawa 茅葺きをめぐる環 終了)






茅葺き、そして茅刈り活動を行う茅葺屋URL
http://www.kayabuki-ya.net/index.html

茅葺屋の親方が綴る「茅葺き職人のブログ」URL
http://www.kayabuki-ya.net/notebook/

« フィルムとデジタル | トップページ | 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216700/41761125

この記事へのトラックバック一覧です: 茅葺きをめぐる環_本物のエコタウンをめざして:

« フィルムとデジタル | トップページ | 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 »