« 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 | トップページ | 茅葺きをめぐる環_はじまり »

2008.06.26

茅葺きをめぐる環_緑のススキ野原へ

-展開・茅場が育む新しい都市景観-

立ち枯れたススキを茅として刈り取ると春には新芽が一斉に芽吹き
枯れ草の薮だった法面が一面緑の絨毯となりました。
ニュータウンでの茅刈りは同じ場所で翌年以降も続けられました。
刈る程にススキは元気になり数を増やし
花粉症の原因ともなる雑草は目に見えて減って行きます。

2e

2f

2g


2年目、面積あたりの茅となるススキの収穫が増えて、セイタカアワダチソウは減りました。
3年目、阪神淡路大震災のため刈り取りは一部のみ。
4年目、昨年刈れたところはススキが増え続け、セイタカアワダチソウがほとんど姿を消し
一方で刈れなかったところはススキの茅としての質も悪く、セイタカアワダチソウも多いまま。
5年目、刈り取りを続けると質の良いススキが揃い
セイタカアワダチソウなどの雑草は確実に数を減らして行きます。


2j


幹線道路の法面は放置されたままでは薮になり、ゴミが捨てられたりして見苦しく
都市内の死角となり治安上も問題を生じます。
しかし、年に一度の茅刈りという手法で市民が手入れをして行くと
ニュータウンの空き地でも雑草が減り
懐かしいススキ野原の風景を取り戻せることがわかりました。
田んぼや雑木林、日本の自然は人の営みのなかで育まれて来ました。
原っぱの草も自然に生えているのではなく
肥料や飼料や茅屋根のために草刈りが毎年続けられることで
草原として維持されていたのです。
(All photo by Mizuho Kobayashi+Minoru Shiozawa)


“茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系”へツヅク。



茅葺き、そして茅刈り活動を行う茅葺屋URL
http://www.kayabuki-ya.net/index.html

茅葺屋の親方が綴る「茅葺き職人のブログ」URL
http://www.kayabuki-ya.net/notebook2/

« 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 | トップページ | 茅葺きをめぐる環_はじまり »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216700/41661856

この記事へのトラックバック一覧です: 茅葺きをめぐる環_緑のススキ野原へ:

« 茅葺きをめぐる環_戻って来た豊かな生態系 | トップページ | 茅葺きをめぐる環_はじまり »