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2009.06.09

装飾は…!

About_back_minzoku
(“雲南colorfree”サイトより転載)

一昨日、友人宅で映像を見せてもらった。

“雲南colorfree”
“雲南colorfree”について http://www.colorfree.jp/src/about.html
映像サンプル http://www.colorfree.jp/src/samplemovie.html
(昨年日本数カ所で上映)

見る前に説明してくれた友人の言葉が的確だったので
その説明を使わせてもらうと
雲南の山岳民族の女性たちが纏う民族衣装が主役なのだが
映像が切り取っているものは
歴史的な視点とか、ノスタルジックな見方ではなく
美しく在りたい、見られたいという
シンプルな女性の思いを
キュートに捉えたフィルムでした。

女性たちは、自分の所有している服(民族衣装)の中でも
一番いいものを選び、丹念にコーディネイトして
週に一度の市場に出掛けるよう。
それもフィルムの中では、市場といっても、
歩く距離もさほど長くないような小さなものもあり
そこを見られるのを意識しながら2、3人で連れ立って歩くのは
とても微笑ましいというか、
人のシンプルな欲望を目にした時の、胸のすく感じを覚えました。

友人たちと、
“あの、アタマに載せているデコライティブな帽子?は
昔だったとしても日本ではありえないよね”
などという話からはじまり
あるの形式の中での装飾の(緻密な方向への)切磋琢磨は
いったい何なんだろうということになって
思い出したのは、最近読んでいた本の中の言葉。

“装飾は力の表象”

だから、あのアタマの上のものは“威嚇”…!?。
技術の高さと美しさでの威嚇表現。
幾つもの種族が集まる雲南というエリアならでは在るもので
だから日本ではあまり必要とされなかったのかもしれない。
(花魁の文化には在ったか)
また、近代化されている場所では
基本的にその装飾による力の表現の必要性から解放されている。

この映像の中で、民族衣装を付けている男性が少ないのも興味深い。
このエリアは、女性の存在が労働にしても、家庭にしても大きいとのことで
男性に美の威嚇表現は求められないのかもしれない。

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