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2009年10月

2009.10.31

新しい唐紙

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前を通るたびに気になっていた
わりと最近出来た店に入ってみたら
そこは唐紙やさんでした。




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柄はモダンですが、材料は昔からある唐紙と同じとのこと。
この柄は無音(むね)という名。




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モロッコ文様の木版で押した襖紙。
質感も色彩も日本の伝統的なものだそうですが
文様が異国のものになると印象が全然違って面白い。
金地にブルーは、イスラム圏のモスクを連想したり。

唐紙職人でもある店主の方に
少しばかりお話しを伺いましたが
版や色の組み合わせによって
表現の可能性は和に限らず広く
とくに、顔料にはじまり、胡粉、雲母、銀、柿渋といった
紙に載せる素材によって、柄の奥行きが異なってくるとのこと。
印刷と空間のはざまの世界(?)、興味深い。


+
かみ添_Kamisoe
http://kamisoe.exblog.jp



2009.10.30

無音

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無音,むね。



2009.10.29

陶のスタディ その3

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器スタディの報告。
今回はプロでなくとも同じカタチを量産できるよう
土をたたらにして、型にかぶせて成形するという方法を取るのですが
最近は、その型の方をスタディしていました。

結局扱いなれたスタイロフォームで出来上がりのカタチをつくりました。
空間設計のときに模型をつくるように
3次元のものは、3次元で考える方が早く決められますね…。

つくったこのモデルを陶芸作家の方に渡し
それの焼成前のサイズでろくろをひいてもらい
石膏型をつくりました。


上の画像は、指定したフォルム(右)と、
出来上がった石膏型にたたらをかぶせて、ざっくり成形したもの。




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メールでのやりとりもあったので、
今回協力してくださった陶芸作家の方は
こんな丁寧な飲み口の断面サンプルをつくって画像を送ってくださいました。
(こんなモデルを見たこと無い私は、ちょっと感動。
そしてこの形状サンプルが気に入ってしまいました。)

今回は、左側のスポンジで落としたような柔らかい飲み口と
見かけがちょっとめりはりのきいた、少し角が残るタイプと2つの形状。
メリハリの方は真ん中のものより、もう少し鈍角な感じにして。




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角の柔らかい方。こちらの方が飲みやすいでしょうか。




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形状的に少しめりはりが在るタイプ。




後日、機会あればまたご報告します。



2009.10.28

トモダチノデキル空間ツクル?

授業で、これから設計する課題を
どんなテーマで取り組むのかということを
ある学生と話をしていたら
反骨精神溢れる感じの空間をつくりたいという。

(それが空間として表現できるかどうかは別として)
なぜ反骨精神?と尋ねたら
今の世の中どうかと思うし、かといって教科書にあるような
社会主義とかは理想と思わない、などなど…

じゃあ、理想の世の中とは例えばどんなもの?と尋ねたら
うーん…と、答に窮していたので
少なくとも、あなたのごく身の回りにおいての理想の世の中は?と尋ねたら
トモダチがいること、とあっさり答えてくれた。
それは恐らく“皆それぞれに、必要なトモダチがいること”という意味だと思う。

そのことが設計のテーマに何らか成るのかは解らないけど
はっと気付いたのは、今も昔も
人が本当に必要とするものは、全く変わらないということだ。
どんなにモノが溢れていても
またケイタイやインターネット等々、それが当たり前のようにある時代でも。



こんなことを書いていると、いったいどんな授業をしているのか?
と不思議に思いますよね…笑。
授業の主目的は、VecterWorksというソフトを使って
製図と3Dをおこす基本テクニックを学ぶこと。
そのテクニック習得の過程として、設計小課題をやっていて
まあ、その中での雑談です。

2009.10.26

アルケミスト

まわりの友人が口を揃えて良いと言っていて
前々から読みたかったこの本を
友人から借り、読み進めているが…

貸してくれた友人が
(何人かの)登場人物に重なる部分がいくつかあって
…面白いのだ。

ああ、そうだったのだと
ぽろぽろと納得。
この本を読んだことがある人は解ると思うけど
例えばその友人は
いつも自分のこころに耳を澄ましている人だ。

こういうのって
人から本を借りる楽しみのひとつ。
こんな話を聞くと、人が貸せなくなってしまう?笑


はじめてのうつわ

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先週、はじめて自分でろくろでひいた器がやってきた!
作家の方に手とり足とりの末、ひいたろくろですが。
家に連れてかえってきて何日間か眺めたあと
今日はじめてお茶を入れてみました。
手にころんと納まる大きさのこの器に
ほうじ茶を注いで、しばしほっこり。

親の欲目でしょうが…なかなかカワイイヤツです!
同じものを幾つか作りたいと思ったりするけど
…無理だろうなあ、そこが素人の悲しさです。笑




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2009.10.21

家もバナナも

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その場所は、音楽と笑みで満ちていた、

先週末のMAR Live“おとあそび”@Casa de Bananoの時間は
まさにそんな感じ!
きっと家もバナナの樹も喜んでいたと思います。




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ライブのフィナーレは、
手づくりのシェーカーとアゴゴで皆で演奏。
言い尽くされた言葉ですが…やっぱり音楽は人をハッピーにしますね!



背景に見えるもの

最近友人が出会った、あるストールは
それを手にとっただけで
その織物の背後にあるもの…どんな美的感覚に支えられているか、
モノづくりに対するこだわり、つくることに対しての真摯な姿勢…
それらがすぐさま解ったと言っていた。
実際調べてみたら、その作り手(生産者ではない、デザイナーといった方が近いか)は
納得のいく良質のシルクを求めて、世界中を飛び回っている方だという。

そんな背景が感じられるモノのオーラを
しっかりと感覚に刻み付けておきたい。
そしてそういうものを作るの理想。
簡単なことではないですが。

来春、そのアトリエに訪れる計画を友人としました。
あくまで予定ですが…今からすごくワクワク。

2009.10.17

子どももおとなも“おとあそび”

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昨日、京都・岡崎にある町家Gallery・Casa de Bananoにて
MAR LIVE@Casa de Banano “おとあそび”
が開催されました。
写真はそのひとこま。みな笑顔!




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そして、結構真剣。


ラテンのリズムをパーカッション奏者に教えてもらい
2種類の打楽器を演奏しました。

楽器をつくるだけでなく
リズムもプロに教えてもらうというのがミソで
最後に、プロの演奏に作った楽器であわせたのですが
なかなかよい演奏!盛り上がりました!!!


MAR LIVE“おとあそび”レポート(ただいま準備中)は後日、コチラで。↓
www.casadebanano.com



2009.10.15

知らない旅

最近1週間ほど富山や飛騨にバイクで旅してきた友人に会った。
彼女のブログで旅についての記録を読んでいたので
よい旅だったことは、会う前からわかっていたが
顔を見て、その充実ぶりを目で確認。

彼女のブログを読んですごいなと思ったのは
バイクで長距離の旅行は、旅を“普通に”楽しむのに
“バイクを乗りこなす”ということも必要になってくるということ。
長距運転する体力とか、メンテナンスとか…。
彼女の見ているとバイクの旅は試練も付いてきているように見える。
それも承知の上で、旅しているようでもあるけど。
と、いうか彼女は自分にそれを課しているところもある。
(そういうひとだ。)

彼女のよい顔は、旅の内容もよかったのだけど
長距離バイクを乗りこなせるようになったという
自信もあるのだろうと思った。
私も車を運転しての長距離旅は経験あるけど
それとは、全く異なるものだ、きっと。
バイクは馬のようでもあると言っていたし。
箱の中の車とは全然違う。
全く未知の領域、正直にうらやましい。

そして話していて“好きなときに、長距離移動できるよ”と聞いたときに
すごくどきどきした自分にびっくり。
いいなあ、行きたいときに行きたいところにいけるなんて、と。
どうやら私はそういう欲望が強いらしい。
最近ろくろを扱った時もかなり気持ちが高揚したけど
今日もそういう気持ちに出会ってしまいました。
自分はまだまだ計り知れません。笑




2009.10.14

赤い土なべにチリコンカルネ+タコトマパプリカ

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(ケイタイ写真ですみません)


今週月曜日も森田ふみさんの陶工房におじゃましました。(=陶のスタディ2
ずうずうしくも赤い土なべにチリコンカルネをやりたいがため、
久しぶりに豆やらひき肉やらを煮込み、昼ごはんに持って行きました。
コリアンダーの生葉を買って行く暇がなく
緑を添えれなかったのが残念ですが
やっぱりこの鍋にこのお料理は似合います。
トマトの煮込み系が似合うんでしょうね。

また、土なべと同じ赤い土に黒い釉をかけたうつわ盛った
タコとトマトとパプリカのサラダの色合いが
食卓を美しく、とっても美味しそうに彩ってくれました。
こちらは森田ふみさんが、手際よく用意してくれました。

お料理とうつわが仲良く出会ったときには
本当にシアワセな食卓になりますね!




+
ちなみに…
シアワセな食卓・その1
シアワセな食卓・その2



2009.10.13

陶のスタディ その2

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先日型をつかって成形したもの
再度、絵付けのスタディをしてきました。

素人でも比較的簡単につくれる飲み物用のうつわのデザインしているのですが
時間や費用の関係もあって
それぞれの工程を分解してスタディしています。




前回の絵付けとはちょっと違ったものを、思い描いて絵付け。
色を入れずに彫るだけ、とか、カラフルな色使いをしてみるとか。
小口にも彫りをほどこしてみたり。




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裏側にいろいろな彫りのスタディもしてみました。
彫りは深すぎると、茶渋とか、ゴミがたまるかな?




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ちょっとやりすぎたな、という印象なんですが…(笑)
色は、釉をかけてやくと、彩度が落ちて、もっと落ち着いた印象になります。
具象的な絵を描いてみたり
顔料を塗ったあとに、ほってみたり。
黒の顔料は、うっかりさわると手についてしまい
他にも付けてしまったりします。




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側面にも彫って絵をかいてみたり。




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これら全部は、若干透明感のある白い釉をかけて仕上げます。
白い釉をかけても、黒い顔料の部分は、比較的はっきりと黒になるとのこと。
あと、撥水剤の紫やら、下書きの鉛筆線も素焼きで飛んでしまうそうです。




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こちらは(あたりまえながら)苦戦した石膏型のための原型づくり。
なんとか2種類の型をつくりました。
内部に絵を描いて仕上げたいので、浅めの器となる予定です。
円いものと、ちょっと開いた形状のもの。
(開いた形状ものは、ちょっと浅すぎた感あり…。)
石膏を流すので、内部の形状のみ、思い描いたものに近づけるようつくりました。
これが、また難しかった…。
端があまりきれいに仕上げてありませんが
型を取るには、まあこれでよいとのことです。
(あとで削る)

飲み物用のうつわですが、焼くと8割くらいになるので
この状態では、抹茶ちゃわんのよう。
なーんか不思議な感じ。




今回絵付けをしてみて思ったのは
絵が堪能な人に仕上げてもらう前提なら
それで充分バリエーションが出せるので
うつわのかたちは、シンプルでよいのでは、ということ。
釉も白で充分のように思いました。
また絵も、色を使わなくとも
ひっかくだけでも、かなりの表情がだせるということも。

この日、ちょっと方向性が見えてきました。




2009.10.12

陶と家

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来年1月、町家Gallery Casa de Bananoにて陶の展覧会を開催する
森田ふみさんをここでご紹介。

彼女の陶制作のテーマは“陶と家”。
お話しから受け取った印象は、
普段の暮らしに寄り添う陶器、
あるいは家空間で自然に在る陶器を
制作していきたいとのことでした。

はじめてお宅と工房に伺い
森田さん作の普段使いの器や調理道具を見せて頂いた時に感じたのは
造形的なセンスのよさと、
使う動作やシチュエーションにさりげなく気遣いされた使いやすい陶、ということ。
食べること、お料理することが好きだということが
デザインに大いに活かされていて
私もこんなのほしいなと思うものがその時、すでに幾つかありました。


来年1月の展覧会“陶と家”シリーズ第1段は“土なべ”。
森田さんちの冬のごはんは、鍋料理がかなり頻繁に登場し
京都の寒い冬を温かい鍋でのりきるとのことでした。
そんな彼女から土なべのある冬の食卓の提案となる予定です。




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上は展覧会に向けての陶の試作。
本日窯にいれて素焼きの準備をされていました。

私が森田さんの鍋に特に惹かれたのは、そのカタチと色合い。
耐熱性の土の赤と、黒(あるいは焦げ茶)の釉色が
モダンな印象で、和洋問わずどんなお料理でも合いそうなのが
魅力だと思います。↓
http://parammm.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-4de5.html

今回も焼くと赤くなるこの陶土を使うとのことです(上の黄色の作がそうです)。




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工房の風景。
町家に併設の倉庫で作業をされています。




森田さんが最近はじめられたブログでは、
今迄制作した陶器が、かいつまんで掲載されています。
掲載されている写真もフラットで深めの色合い、素敵です。

“陶と家”http://toutoie.exblog.jp/
“陶と家”「ごあいさつ」http://toutoie.exblog.jp/i2/

食べることが好き、食べる時間が好き、そして誰かと食べると さらに美味しい、
という記事が私はとくに好き。


また開催近日になりましたら、展覧会の詳細をご案内します。



2009.10.11

ついにこの時がきた!

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先日訪ねた陶芸家の方の制作風景)


本当は凄くやってみたくて
でも手を出したら、凄くはまってしまいそうで
だからずっと後の楽しみに取っておこうと思った陶芸。

うつわのデザインをする(予定)という理由から
その機会が巡ってきて
念願の電動ろくろを扱って
ちいさなうつわを成形してみました。



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…本当に楽しかった!!!

と、同時に土の用意から成形直前まで陶芸家の知人に準備してもらい、
その上、手とり足とり教えてもらい
陶芸にはまる手前の道のりの大変さを知ったのでした…。笑
トップの写真は成形前に土を慣らす工程なんですが
これさえも満足にできなかった。(存外腕力がいります。)
でもその“簡単ではない”という事実にほっとしたり。

やっぱり魅力的な陶の世界。
いつかどっぷり浸かって制作したいなあ。



2009.10.10

このパンにはこのうつわ

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実はヒトの家のうつわなんですが…(笑)
この耐熱性のお皿にのせてパンを焼いてみたいと思い
生地を持ち込み、オーブンで焼かせて頂きました。
お皿の直径は30センチ弱、生地の量も本当にぴったり。

パンは全粒粉を使ったローズマリーのフォカッチャです。
ビールやワイン、チーズによく合います。
このパンは失敗しないので
馬鹿の一つ覚えみたいに作ってます。



2009.10.09

陶のスタディ

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陶器のデザインをするには、
自分にはあまりにも知識が無さすぎる…
最近その事実に直面し
知人の工房で少しばかり
陶器づくりの体験させてもらいました。




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今回は、素人でもつくれる器をデザインすることが前提。
土をたたらにして、型にかぶせて成形する方法が
確実だろうと教えてもらったので
それが、どんな工程でそのくらいの技量が必要なのか確認。
土をたたら状に切るのもやってみました。

この型は仮で、実際には飲みもの用の器を作る予定です。




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布をかけてゆっくりと型に沿わしていくと
手跡がつかず、土が型にフィットしやすいそう。
土の湿度(堅さ)も大事とのことです。




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素焼きしたものに絵付けのスタディ。
あらかじめ撥水剤をかけて(紫になった部分、こちらは焼くと透明になります。)
それを絵を描くよう削り取ったあとに顔料(ここでは黒顔料)をいれるか
クレパス状の釉薬で絵付けをする方法をとる予定。
削って絵を描くことがどのくらいのものなのか
クレパス釉薬の使い勝手や、発色具合をいろいろ確認しました。
トップの画像は、色見本がわりです。
土をいじることは分かってましたが
実は、自分が絵付けをするということを
イメージしていなくて…焦りました。
柄は即興で描きました(汗)。




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こちらは素焼き前のものにも、同じように削って柄をつけました。
その上から、黒の顔料で色づけ。
焼くまえのものは、乾燥していても削りやすく
削りごごちが気持ちよかった。




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陶器のエッジの部分を
いろんな人が作業しても安定してきれいなカタチにデザイン、
そして、作りやすい方法を考えるのが特に課題です。
これからまだまだスタディがつづきます。

…ああ、昨日はすごく面白かったです!!!
実は人生初の陶体験でした。



2009.10.02

名残の

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山里の畝にはまだ
かろうじて彼岸花が咲いていた。
咲ききったものは
線香花火を思わせ
被写体としては
そちらの方に惹かれたりもする。




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昨日は少しだけ山に入った。
もっと季節の機微を知りたいと思った一日。



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