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2010年5月

2010.05.27

2つの十一面観音

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室生寺金堂脇にあった石仏。石ならではの素朴な感じに惹かれる。

奈良の室生寺に訪れたのは、数年ぶりくらいで
国宝の建築やら、仏像やらを観られるこの日を
とっても楽しみにしていた。

今年の春、奈良の桜井近くの聖林寺で思いがけず出会った十一面観音像の
鮮烈な美しさに衝撃をうけ
その後調べ出会った十一面観音巡礼(白州正子著・表紙は聖林寺の十一面観音像)という本によって
十一面観音像という仏像彫刻の美の世界に
少し足を踏み入れた。
言ってみれば、今回はそれに具体的に踏み出したはじめの一歩。


室生寺の十一面観音像
素朴ながらバランスのよい顔や身体の量感が美しく
そして光背の絵柄も洗練されていて色彩も美しいが
ちょっと硬い雰囲気もあって、それがかえって山寺の彫像らしく
エキゾチックに見えたりする。平安時代の作である。

そしてこの日の夕方には桜井近くの聖林寺に移動し
春に魅了された十一面観音像を再び目にした。
こちらは、優雅で抑揚ある身体や、
宙に浮きそうなくらい軽やかな衣の描写が美しい天平の彫像。

同じ十一面観音像といっても受ける印象は全く異なるのだけど
その美しさの在りようは
何か似たものを感じるのだから不思議。
それは、この仏さまたちが
やはり信仰の対象であるということなのかもしれない。
ただの彫像でなくて。骨董でもなくて。

その美しさの佇まいは何なのか
きっと突き止められないとわかりつつも
もう少し数多くの仏像を観たいという思いが
今もふつふつと心の中にあって
また次の旅に出掛けることになりそうです。



2010.05.26

仏さまと山ツツジ

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先日奈良・宇陀に訪れる。
室生寺と大野寺近くのこの磨崖仏を見るために。


緑に囲まれた大きな岩面に彫りつけられた仏さま。
お寺の堂の中に在る仏像とはまったく違う佇まい。

自分に信仰の対象があるとしたら
それは太陽や森や海など…“自然”だと思うから
この在り方は、私にとって、屋根の下の仏さまたちよりずっと自然かもしれない。

また、仏さまの脇に献花のように咲く薄紫の山ツツジが印象的だった。




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仏さまが居らした場所は宇陀川の縁。
足を浸したくなるような木陰の川辺でした。



2010.05.20

カメラとバイク

最近久しぶりにメール連絡しあった友人に
近況報告としてバイクに乗り始めた話をしたら
友人も学生時代からバイクに乗っていて
(古くからの知りあいだけど、それを私は知らなかった)

“カメラとバイクは相性が良く、至福の瞬間に会える。”
とメッセージが返ってきた。
確かに!…それは先頃出掛けた淡路島で、実感。

バイクを乗ること、移動することで、出会う眺め、時間、空気感…
でも感じることは出来るけど
それを映像として残すのは、またそれなりのテクニックや心構えが必要。
そうそう簡単にはいきません…。笑


バイクは人から譲ってもらったのですが、
出会うべくして出会ったかのように?、まさに写真家向きのバイクで
一人用シート、後部は大きな荷台になっていて
実は、機材を積むのにうってつけ。
(前の持ち主の方はそれでタイ料理のケータリングをしていた)

おまけの話をすると、譲ってくださるという方の家に
どんなバイクが見に行った時(バイクお見合い)
エンジンかけるのが久しぶりだったとのことで、
セルではエンジンがかからず
朝からキックで何回かエンジン始動をトライしてくださっていたのですが
それでもダメだったのに
行って、私が試しにセルボタンを押してみたら、
私を待っていたかのように、すぐエンジンがかかった…。
(そういう気温とタイミングだったのかもしれませんが)
ちょっと無骨でダサカワイイやつなんですが、
これから、コイツが撮影時の相棒になるかもしれません。

あ、でもまだ始めたばかりなので、まず乗ることを充分楽しんでから。
そして風景に心奪われすぎないよう、安全運転心掛けます。笑

2010.05.15

左京ワンダーランド2010は本日より開催!!

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左京ワンダーランドHPより転載)


今年も左京ワンダーランドが開催されます。
期間は5/15(土)〜6/13(土)、本日から開催です。

左京ワンダーランド http://chise.in/event/

フライヤーによるとイベント盛りだくさん。
昨年大好評のミルキーウェイパレード見てみたい!
5/23(日)14:00より、北大路白川スタートで
50人くらいのサンバ隊が白川通を南下しながら大行進するそうですよ〜。
昨年はコドモたちもパレードに参加したそう。
そんなカワイクて、熱いサンバ隊みてみたいです。


そして実は、左京区の南端のgallery Casa de Bananoも協賛しています。
ユルくて濃いい左京区、盛り上げて行きましょー。


+
昨日の京都新聞にも記事掲載されています。
「ライブや寄席…商店を巡ろう 左京で15日からスタンプラリー」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100514000083&genre=K1&area=K1D


2010.05.14

夜の香

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手描染屋 眞水さんのイベント@Duce mix galleryのDMをデザイン中。
今回はレトロ印刷さんに印刷を発注の予定。

ここの印刷は面白くて…ついいろいろ試したくなってしまう。
今回のイベントのテーマのうちのひとつ、“夜の香”をイメージして
ごく濃い緑色の紙に、濃紺のインクと白インクで試し刷りしてみたり。
(ただしコレはボツ案になりましたが…)

今回はグレーの紙に白インクで、地模様みたいな仕上がりをねらってます。
現在再度試し刷り中。


+
眞水の夏ころも展 〜朝露、木陰、夜の香
2010.06.26〜2010.07.06

まみず日々のあわぁ“眞水の夏ころも展 ー朝露、木陰、夜の香ー”
http://blog.livedoor.jp/mamizunet/archives/51809612.html



2010.05.13

不思議なゾウケイ

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蜘蛛の巣がいくつも張られたような、
あるいは、(杉本博司の展覧会で見た)海ユリの化石を連想するような
ちょっとグロテスクでもありますが…

実はこれ、蓮の鉢をひっくり返した状態。
友人宅の蓮の株分けの時に撮ったものです。


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そして、根(蓮根)のまわりについた土を
洗い流すとこのような感じ。
根はとぐろを巻いたような状態で、
根の節々から、新しい芽が既に伸びています。

芽の伸び方もなんか神秘的…。



2010.05.10

枯れ蓮

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1ヶ月程前、蓮の株をもらいに友人宅に訪れました。
この日は蓮の鉢をひっくり返し
新芽をだしている蓮の株を幾つかに分け
新しい土に入れ替えた鉢に再び沈めました。

株分け前の蓮の枯れた様子が
すごく美しくって思わずカメラに納めたのがこれです。
奈良のお寺にゆかりのある蓮とのこと。



2010.05.08

四条河原町の交差点、弦の音

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ちょっとピアソラを思わせる弦楽器の調べだと足を留めたら
全然違ってて(笑)、北欧系の音楽でした。
フライヤーをもらい目にしたdrakskipドレクスキップという名前は、聞いたことだけあって
ああ、このヒトたちだったんだと、しばし演奏を聴きました。

四条河原町交差点の喧噪の中というのに
弦楽器の音で其処だけ違う空間になっていました。


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2010.05.06

幾何学の土

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淡路の家で出会った、陶の箱。

土で幾何学形体をつくるってことは
ヒトの手で自由にならないものを
四角い形に押し込めるようで
その無理矢理さが面白く感じる。

ある部分の土は充分かしめて
ある部分は緩く伸して、たたらをつくり箱型としたら
窯の中でその力がはじけ、思わぬ形に歪んで
ユニークな形体になるかな。。

自然物(=土、火)とヒトの手(=幾何学)のせめぎ合い、
興味深いです。



2010.05.05

森と過ごす家

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二週間程前に訪れた淡路島への一番の目的は、実はこの家の見学でした。

陶芸家夫婦が、故郷の淡路島のおばあちゃんの家で
新たな生活を始めるため、古い家屋をリフォーム。
入母屋の2階は、360度のスリット窓のおかげで
家にこもりながら、樹々に囲まれているよう。




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遠くの山の霧さえ、身近に感じたり。
この日は、小雨が降ったり止んだり、
その雨もこの部屋に居れば、心地よくって変化ある風景でした。

菜の花咲く小さな畑を
おばあちゃんが手入れをする眺めもまたよかった。


+
淡路島の家
http://www.mega71.com/works_data.php?KEY=81

長坂大/Mega
http://www.mega71.com/

2010.05.04

友人のジオラマ

今日は友人のジオラマ制作風景を見に行った。

友人の本職は仏像などの補修の仕事。
それと同じ道具をつかって、また、モノによっては同じ技法を使っている。
例えば、脱活乾漆(土や石膏で原型をつくり、その上に麻布を数枚漆で塗り重ね、乾燥したのち、中の原型を抜く方法。)という天平時代の仏像と同じ方法で
脱力系デザイン(と、言ってよいと思うが…)の立体樹木を制作してしているのだ…。

なんともよく出来ている上、なーんとも面白い。
制作途中ですが、すでに不思議なセカイ、でした。

この友人、9月にCasa de Bananoにて作品展を開催予定です。
乞うご期待。

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