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2013年7月

2013.07.30

茅葺きとレースカーテン

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茅葺きとレースカーテン、相性はなかなか?




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レースカーテンの一室も在るこの茅葺き家屋、
茅葺きと増築の瓦屋根が同居していました。
茅葺き屋根軒先のラインがかっこいい。

2013.7.30


2013.07.27

左官は鳥から

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先日の漆喰塗り見学で、
熟練の左官職人さんから聞いたこと。

「鳥の巣は、ああやって藁が入ってなければ
あんな形に造れないんやで。
(土だけではかたちを保てない、崩れてしまう)

(土塗り壁など)左官は鳥の真似や。」
というようなことを聞きました。


このやりとりの前には、
大きな蜂の巣の根元は、漆で作られているという話題。
石や樹にもくっつく漆の接着力を蜂も知っている、ということでした。

虫や動物の知恵ってすごいなあ。

2013.7.26



2013.07.25

三和土

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のたれづくりの倉の横には、
宮司さんの住まいである茅葺き家屋があり
その家の玄関は三和土(土間)となっていた。




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少なくとも現在の宮司さん(ご高齢)の
祖父の時代からあったという旧い三和土。
昔ながらの製法そのままの三和土が残っているのは
一般的には珍しいとのこと(寺社仏閣ならともかく)。

踏みしめられているこの素材感、独特。
屋外のような、室内にあってもよいような、不思議な仕上材だとも思う。


そして後日聞いたことですが
倉の補修を請け負っていた熟練の左官職人さんが言うには
この三和土は、すごく乾いているので
土と石灰は使用しているが、にがりは使ってないかもしれないとのこと。
にがりが使ってあると、もっと保湿感があって
ともなって柔軟性もあり、履物によって表面が掘られることが少ないそう。

2013.7.25



2013.07.24

のたれづくり

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先日の室生寺訪問からの帰路では
知人の漆喰塗り仕事を見るため、亀岡に寄った。

現場は走田神社の宮司さん宅の倉。
ふたつの棟がくっついたかたちとなっているが
よく見ると軒裏の漆喰の塗り方が異なっていた。

垂木を巻く漆喰が
波打つようなデザインになっている(左下)のがいいなと思っていたら
それは倉の格も表していて、波打つような塗り方より、
垂木の形がそのままに現れている塗り方(右上)の方が
格が上だとか、、。

帰ってその塗り方の名称を調べたら
波打つようなデザインの方は
「のたれづくり」と呼ばれていることがわかった。

この仕上は、火災時の焔や煙をスムーズに逃がし
延焼防止をねらっているとのこと。
大阪城や姫路城にもこの加工がみられるよう。




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神社とその宮司さん宅は、一面田んぼ広がる風景の中に立っていて
遠くからでも、その化粧し終わった漆喰壁が
白く輝いているのが見えました。

2013.7.24,走田神社


ファインバーグ・コレクション展

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ファインバーグ・コレクション展を観にMIHO MUSEUMへ行ってきました。
時々アート情報をチェックしているサイトで
「折角アメリカから優美な江戸絵画のコレクションがまとめてやって来ているのです。
これは観に行かない手はないでしょう~」とオススメされていたので。

また京都から滋賀・瀬田の唐橋を渡ってから
主に16号線で至る美術館まで至るルートは
バイクで走ってもなかなか楽しい道のりなのです。
特に夏には涼しげな風景があり。


そして観賞後の感想。
作品の醸し出す空気、、今回は特に「品」について
自分が反応していることに気づく。
中でも酒井抱一の十二ヶ月花鳥図については
鳥や虫や花に向ける、作家の穏やかな眼差しと
それを凛とした(でも柔らかでもある)筆致で描かれている
作品の空気感にほんと感動。

大胆な構図でなく、草花がすっとまっすぐ立ち上がっているようなシンプルな絵でも
豊かな色彩と描写の具合から、魅力的な空気感がそこには、感じられて。
菜の花があんなに品のある花だったなんて、、。


最近「等伯」読んだので、すぐに思い浮かんだのは等伯の生涯や画風。

七尾から30歳過ぎに上洛、後に狩野派に殴り込みをかけ、
晩年は請われてさらに江戸まで向うという
激烈な生涯を送った長谷川等伯
(等伯は武家出身、後に染物屋の養子)

「生粋の江戸っ子として絵画、俳諧、和歌、能、それに吉原通いと何事も苦労なく嗜み、
自然と才能を開花させていったおぼっちゃま絵師。(ただし後には出家している)」
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2674)の抱一。
家に帰ってからは、それぞれの絵画を思いだし
そこにあった絵画の空気感を感覚の中で転がしてみました。

どちらが優れているとかそうでないとかではなく
(どちらの作家の作品にも惹かれるし、他にも素敵だと思う作家の作品はたくさんある。)
背景や生き方が作品に与える影響は本当に大きいと感じた。
特に「生き方」かな。
ふむ、、、。

2013.7.23


2013.07.22

小さな建築 2

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小さな建築に、心惹かれることが多々ある。

それは小さいがために、建物に求められる機能が限定され(=明快となって)
それゆえに、形態もそぎ落とされ、
シンプルな美しさが生まれる傾向があるからかな、、。
小さな住宅に秀逸なものが多いのと同じ法則か。

室生寺奥の院に在った
屋根の反りと、その屋根を支える脚のカーブが小気味良い建築。




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2013.7.22,室生寺


2013.07.21

室生寺奥の院

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周りの樹木と大きさを競うような木格子。
室生寺奥の院は、
急勾配の参道から、まずこのように対面することになる。




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下から見上げる感じだと
お堂の部分が見えずに、
フラットな屋根を載せた、透明感のある木構造のようで
かなりモダンな建築に見える。




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近づいて側面から見たところ。
載っているお堂に比べて
足元の構造は華奢に見えて
その軽やかさが、いいなと思う。

この奥の院常燈堂(位牌堂)、
歴史的には特筆すべきところがなようで
室生寺のHPでも名称だけ載っているような建物なんですが、、なかなかよかった。

2013.7.21


2013.07.20

室生寺五重塔

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室生寺には何度も来ているが
五重塔へ至る石段が、まるで塔の基壇のようだと
この日はじめて気づいた。

それにしてもこの塔、本当に品がある、、。
そういえば、プロポーションがかなり異なるけど
この五月に見た浄瑠璃寺の三重塔も品があったなあ。
こころに穏やかで清々しい風が通る感じ。




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屋根を支える構造の
五つの連なりが美しい。




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構造部材おのおのの軽やかさ、
配置のリズムがと気持ち良い。

同行の友人が言うには、
軒裏の美しさの一つのポイントは
垂木断面が○と□になっていることだとか。
(地円飛角、じえんひかく)

2013.7.20


2013.07.18

夏の食パン

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『透ける』という涼感」について話をしていた時に
頂いていたのが、このベーカリ白川ーの食パン。

「とてもしっとりしているから、夏でもすっと喉を通りますよ。」
と御馳走になった。

確かにきめ細かくてしっとり、
耳もしっかりして美味しかった!
(サイズも通常のものより、少し小振りで
お皿に盛ったとき、ダラッとせず丁度いい感じ。)


こちらの食パンは
予約しないと買えないほどの人気商品だそう。
実はわりと近所でよく前を通るので、
パン屋さんの存在は知っていたけど
食パンがそんなに有名だとは知らなかった、、。


一緒に御馳走してくださった夏野菜のメニューも、とても美味しかった。
トマトのマリネ、水なすと山椒味噌をのせたキュウリの浅漬けなどなど。(野菜は自家製!)
暑い日でしたが、こちらも箸が進みました。
目にも凉しい一皿。

2013.7.18



2013.07.16

目から涼

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「扇風機やエアコンが無かった時代のひとたちは
視覚からもなるべく涼を取るようしていた。

透かし団扇というものは
『透ける』という涼感を活かして
出来た(発明された)のでものではないか、、。」

先週、知人宅で団扇の撮影をさせて頂き
撮影後に、やはりその団扇の話が話題となった。

透かし団扇ってとても美しいから、
ただ美しさを愛でるものだと思い込んでいた。
(絵柄から涼を得ることはありますが)
なるほど、恐らく昔の人たちの知恵でもあったのだなあ、、
なんて今頃気がついているのは私だけかもしれませんが。


京うちわ 阿以波 http://www.kyo-aiba.jp/
2013.7.16



2013.07.12

石の基壇

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手前の一列はは足元まで懸造りにしてしまえばいいのに
と思いつつ、実は、この2段の石の基壇が心地良い、室生寺金堂




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山寺らしく、ちょっと骨太なバランス、
そして屋根や柱壁の鄙びた感じがとても好きだ。
堂内の仏像さまたちも一見の価値ありです。

2013.7.12,室生寺


2013.07.11

石段

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ああ、この寺にやってきたんだな、と思うのはいつも
この石段を目にした時。
石そのものも、配置の具合も、この寺独特のように思う。




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下から見上げた時には、各々の石は
ある程度粒が揃っているように見えるが
歩きながら上から見ると
石の表情はかなり豊か。




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そう、この石段は室生寺のもの。

この日市街地の暑さから、しばし涼やかな室生に避難、、。

2013.7.11


2013.07.10

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すでに猛暑日となった本日の
ささやかな涼。




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昔懐かしのかき氷機。
アンティークな機械のつくるかき氷は
しゃくしゃくと口当たり良く、氷自体がまず美味しかったです。

2013.7.10



2013.07.09

小さな七夕会

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先週末、友人宅で七夕うちわの撮影をさせて頂きました。
天井高いダイニングルームのテーブルに、高さ1.5m程の竹を立てました。

撮影の後、暗くなってから近所の友人にも来てもらって
ちょっとした七夕の会に。

竹に自分の短冊を吊るすなんて、本当に何年ぶりだろう。
ふたつも願いごとを書いてしまいました、、笑。
ささやかだけど、自分にとって大事にしたいことを。

2013.7.9


2013.07.05

安楽寺の瓦土塀

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艶やかな笹と強い瓦の組み合わせに惹かれる。




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哲学の道より一本山際の道を歩いていて
塀の留めの土細工の素朴な感じと
かなり主張している側面の瓦に目がいき
撮った安楽寺の瓦土塀

安楽寺は自宅から近いが、また行ったことがない。
調べてみると、7月にはカボチャ供養とやらがあって
その時には、拝観できるよう。
鹿ヶ谷カボチャって、、知らなかったなあ。

2013.7.5,安楽寺山門前にて


2013.07.04

緑の滝

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赤や黄に染まったもみじは、もちろん綺麗だけど
梅雨時の滴るような緑の時も、よい眺め。




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まだ初々しさも残る?葉は
風などで傷ついておらず
一枚一枚完璧なカタチ。
美しい〜。

2013.7.4,哲学の道にて


2013.07.03

家には無くても良いかもしれないもの

_dsc0142_2団扇撮影のためアングルを検討していると
絶妙の位置取りでフレームの中に入ってくる猫のkiki、、(笑)



居心地のよい家の一つの傾向として
「デザイナーあるいは建築家の『どーだ!』という匂いが無い空間」
というのがあると思う。

自分はかつて設計畑に居たにもかかわらず、そう考えている。
居たからこそ、そのことに敏感なのかもしれない、、。

団扇撮影のため場所を借りた友人の家は
建築家が設計した家であるということが一目瞭然であるが
でも、その『どーだ!』の匂いは無い。
そしてこの家で何年も積み重ねられたきた生活スタイルと相まって
居心地のよい場所がそこここに。

その建築家の妻である友人がいうところによると
それは、彼の建築へのスタートのひとつが
集落(のデザイン)であるからではないだろうか、とのこと。

学生時代、モダンな建築を追いかけていた一方
バイブルだった二川幸夫氏の世界の村と街。その本にあった風景を思い出し、すごく腑に落ちたのでした。

2013.7.3


2013.07.02

梅の収穫 その2

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先日友人宅で結構な量の梅を収穫した
まだ穫っていない樹が、実はもう1本あった。
梅干し用に、もう少し熟させることにして残したものだ。

先週には、もうたわわ。
落ちてしまったもの結構あった。





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急いで収穫し、数日間追熟。
部屋にはふわり甘い香りが漂っていました。





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今年はとても豊作で梅酒にするだけでは消費しきれず
梅干しづくりとなったわけで、実は私も友人も初トライ。
クックパッドで見つけた
ジップロックでつくる減塩梅干し」なるレシピに従って漬けてみました。

売り物の梅のように、美しい梅ばかりではないですが
結構大玉もあって、傷がいってないものは
なるべく漬けてみることに。
数キロあった梅を
ジップロックで1キロづつ漬けたので
塩や砂糖(このレシピではグラニュー糖)の量をちょっとづつ変えてみたり。

梅をやさしく扱うことだけ、気をつければ
作業自体は難しいものではありませんが
時間はそれなりにかかった。
売っている梅干しが安く感じこの日、、。

土用干しまで、うまくたどり着きますように。

2013.7.2


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