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2013.09.05

塗師蔵 -塗師の家-

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塗師蔵(ぬしぐら)とは、塗師が漆の作業する空間。
湿度や気温の変化が少ない蔵を
作業空間にしていたとのこと。


上の写真の物入れは
漆塗りを施した後、その漆を固化させるための棚。
塗師風呂(ぬしぶろ)という。


そして塗師風呂の前には、漆の上塗りをする作業道具が。
(現在は別の場所で作業しているとのことで、これは展示。)



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こちらは、中塗りのものを固化させる塗師風呂。
棚がぐるぐると回転するような装置になっていた。(回転風呂


漆は、漆の主成分であるウルシオールの
酸化酵素ラッカーゼが空気中の水分を
取り込むことで酸化し、表面が固化する。
つまり固化するには、
私たちがよく知っている通常の塗料と逆に
空気中の水分(湿気)が必要。


この装置で、その湿度を
どのように与えるのか、、、と尋ねたところ
「塗師風呂の内側の木部をたっぶりと湿らせます。」と返答が。
なるほど、シンプル〜。
火を焚いて水蒸気をつくって
送り込んだりするのかと思っていた、、、。




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塗師蔵は、外からみた感じでは、
普通の蔵と何ら変わらないように見えたが
この蔵の扉を停めておく柵のような装置は
(能登の?)塗師蔵共通のデザインコードのよう。
京都の蔵では、あまり見たことないように思う、、。

その塗装はもちろん漆!

2013.9.5,輪島・塗師の家

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