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2014.04.27

かつての街並みを語るもの

Tomo087_2

集落への興味は、学生時代に出会った写真集「世界の村と街」から。
まずは、キクラデスの島々や、イタリアやスペインの山岳都市の写真から
集落への世界に足を踏み入れた感じ。


数十年前と比べてさえ、
大きく世の中の流れが大きく変わった今では
昔のままの景観が残っている所など
多くあるわけではないので
現在に昔のそれを体験するのは、無理だろうし
その景観が残ってないのは、世の中の流れの何かに適合できなくて
ある意味淘汰された結果であるとも思っているが

美しい街並がどのように発生し
住む人々によってどう育まれたのか
(暮らしを通じて、人が地形と建築をどのように扱ったのか)
想像をめぐらせ、そのエッセンスを知りたいという気持ちがあって
古い街並を時々訪ねている。

その集落へ実際に訪れた時に
体に染み込ませているものは
個性的な地形と建物の関係や
古来よりの建築のデザインルールなどなど、、。


鞆での、今回のちょっとした発見は
多くの建物の姿かたちが変わってしまっていたら
かつての街並みの個性を、頭の中で復元させるのは難しいと思っていたのを
それを、いい意味で裏切ってくれたこと。

建ち並ぶ建物は、新しいものが多いエリアでも
ほどよく曲がった街路や、緩やかな起伏、
そして、いまだ残っている寺院や神社が
かつての鞆の風景を辿ることを、助けてくれた。
このようにトレースできることに、正直驚いた。

2014.4.27

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