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2014.06.26

「余り」ではなく

Mg_173
今週始め、オープンハウスに行ってきました。
敷地は奈良市の平城京跡近く。

長坂大/mega設計による住まいは、
風致地区内にある敷地に、ゆったりと配置されていた。
今回の設計で特に面白いなあと思ったのは、
建物が建っている以外の敷地の扱い方。

一般的な住まいの場合
建物が建っている以外の部分は、
いわゆる「庭」と見なした場所を除き
多くの場合、「余り」として、
寂しくないようちょっと植栽するぐらいか
雑草が生えないよう、コンクリートを打ったりして舗装することが多いが


ここでは、その「余り」の部分が
デザイン(建物の形状・置き方など、、?)されていて
屋根は無いが「空間」あるいは「室」として
しっかりと感知できた。




Mg_186_2
巻頭の写真の空間を、室内側から見たところ。
建物と建物のあいだの空間。




Mg_189_2
ストーブの足元のグレーのタイルと、屋外のタイルは
(恐らく)同素材で、建具を境に
左に屋根の無い「室(=部屋)」、右には通常の「室」という感じにも見える。

さらに右手奥の窓の外に、屋外の「空間」が。




Mg_175_2
その屋外の「空間」は、建物と塀でほぼ矩形にしてあった。

そして植えられた樹は、余白を「空間」として感知することに役立つ。
同じ部屋でも、何も置かれてない状態より
家具が置かれた時の方が、空間の広がりを感じやすいのと似た感覚、、。

ここの場所は後に、隣家との塀の前に
新たな植栽か塀が施されると伺った。
より「空間」として把握しやすくなるだろう。

2014.6.26




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